葉酸サプリにはどのような効果があるのでしょうか?

葉酸って何?
葉酸ってあんまり聞き慣れない言葉ですよね?
でも実は葉酸は、ビタミンB群の一種で細胞の再生や、血管の若返り、悪性貧血改善、先天性異常のリスク軽減、精子の先天性異常のリスク軽減などに効果があります。

 

 

葉酸の歴史は意外な所から・・・
葉酸は、実はインドのムンバイと言う所で発見されました。
1940年当時、インドの産婦人科で悪性貧血に悩む妊婦さんが非常に多かったのです。悪性貧血とは、貧血症状に加えてさらに、舌の痛みや腸の痛み出足のしびれなども、症状として見られる貧血の事です。この貧血で1940年代当時は最悪死に陥っていたケースもあるようです。

 

しかし、このインドの産婦人科の医師が、患者にある酵母を抽出してそれを与えた所
その症状が回復しました。それが後に発見される葉酸だったのです。
これらの酵母ですが、その後、研究がされこの酵母がほうれん草から抽出される事が分かりました。そしてこの酵母を「葉酸」英語で、「folic acid」っと名付けられました。

 

巨赤芽球性貧血にどのように葉酸は効くの?

 

巨赤芽球性貧血は、上でもかいたように、動機や息切れ、そして舌の痛みや腸の痛みなどを発病する思い貧血の病気です。
これは、葉酸が核酸という成分を促進する関係と深く関係しています。
核酸ってあまり普段耳にしない言葉ですよね?この核酸ですが、私たちの遺伝子情報がつまっているDNAやRNAの元となる成分の事です。
いってみれば、この成分から私たちの体はできています。
もし、葉酸が欠乏してしまうとこの核酸が上手く働かなくなり、先天性異常であったり、細胞が上手く再生できなくなります。

 

一番葉酸の効果で注目されているのは?

 

やはり、葉酸=妊婦さんという意識がありますよね?
でもなんで妊婦さんい葉酸が良いのでしょうか?
それでは詳しく話して行きたいと思います。

 

まず葉酸ですが、葉酸は上でも述べたように核酸を促進する働きがあります。
本来、受精して精子と卵子がくっついて、まるで卵のような状態を胚芽期といって受精してから2週間までの期間を言います。そしてこの期間から、次はどんどんと人の形になっていく期間を胎芽期といって、この時に人の臓器や骨などの大間かな部分が作られます。そして、この時にこの図を注目して欲しいのですが、細胞分裂をしてそしてまた合体しての繰り返し大きくなっているのが分かりますか?
このようにして、だんだんと卵のような状態から、細胞分裂して2つになりまた合体してと、どんどんと細胞分裂と再生を繰り返し大きくなり、そして核酸を使いどのよなDNA情報が入っているのかを確認して、人の形に形成されていきます。
そして6週目に入ると、大体の形ができ、そして人の体の中心となる中枢神経がどんどんとできてきます。まるで、ファスナーを閉じるように、上からと下からと円柱状の神経管をとじていくのですが、この時に核酸が不足していると遺伝子情報の伝達ミスがおこってしまいます。これが先天性異常の原因となります。
このファスナーの閉め忘れのような状態が、もし腰の部分でおこってしまうと、脊椎が2つに別れてしまい、その脊椎は背中から体の外へ出ようとして、最悪、体の外へ隆起してしまいます。これが「2分脊椎です」この症状は、妊娠前のエコーでも確認がされる事が多く、腰の部分に何か瘤のようなものがエコーで移るケースが多いです。そして産後すぐに手術が必要ですが、大半は症状が残ってしまい、歩行障害や直腸に障害が残ってしまいます。24時間テレビなどでもこの先天性異常は苦クローズアップされていました。
そして、もう1つ起こるのが「無脳症」です。
これは「2分脊椎」と比較すると、もう少し上部で起こり、神経が上手くできない事から、6週目以降脳の生成がされなくなってしまいます。多くの場合は流産になるか、死産、もし産まれて行きた状態であっても1週間以内の命と言われています・・・
これは、あるNEWSで取り上げられていた記事です。
無脳症の発生率は、10000人に10人と言われる確立です。先進国の日本でもこんなに無脳症の発生率が多いのかと驚いてしまいますよね・・・言ってみれば1000人に1人の割合でこの先天性異常が発生している事になります。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140828-00010000-storys-life
これらの先天性異常のリスクはなるべく避けておきたいものですよね?

 

どれくらい葉酸で先天性異常は減るの?
葉酸の核酸の働きに注目した各国は、この細胞再生の働きでなんとか先天性異常のリスクを軽減できないかという仮説にもとずき、1991年にイギリスやアメリカなどの先進国7各国で、33カ所という大規模な臨床試験が行われました。
臨床試験では葉酸を積極的に摂取した妊婦さんと、葉酸を全く取らない妊婦さんでは、どのようにその葉酸の働きに違いがあるのかを調べました。

 

この大規模な臨床試験の結果、お腹の中の赤ちゃんの先天性異常のリスクがなんと72%も軽減する事が分かりました。
凄い数値ですよね?アメリカやイギリスだけでなく、ニュージーランド・カナダ・中国でもこれらの臨床試験の結果は同じで、翌年の1992年には多くの国で葉酸を妊娠希望の女性に対して摂取するように進められるようになりました。
アメリカに関してはなんと、葉酸の効果が認められ、葉酸をアメリカ人が毎日食べる、パンであったり、小麦粉やパスタなどの中に最初から入れて製造するように、なんと国が義務づけをしました。7カ国中国が葉酸の摂取を義務付けたのはアメリカだけですが、この30年でアメリカの先天性異常の発生率は、なんと8分の1にも軽減したと言われています。1980年には日本の倍以上の先天性異常の胎児の出生率ですから・・・そう考えると、凄い効果がある事が分かりますよね?

 

日本の葉酸の現状?
しかし、日本の葉酸の理解の現状はまだまだ乏しく、ビタミン広報センターが行ったアンケート結果によると
葉酸を200マイクログラム摂取できている女子大学生は
なんと全体の2割
葉酸を400マイクログラム摂取できている妊婦さんは全体の
なんと4割です。
そのうちに先天性異常と葉酸の関係について知っている妊婦さんは
全体の2割しかいませんでした。このように非常に認知度がまだまだ
日本で低いのが現状です。

 

そしてアメリカの半分であった先天性異常の胎児の出生率はなんと
今では30年前の倍に登っています。これは、食の欧米化が進み普段から
野菜が欠乏する事によって起こっています。しかし、日本では1992年に他国が葉酸の推薦をする事から遅れる事8年、やっと厚生労働省から2000年に、妊娠希望の女性に対しての葉酸の摂取を推薦し始めました。しかし、このように葉酸の効果や認知度がまだまだ普及していないのが現状のようです。

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